Media Composer 2023.8 新機能紹介
2023.08.31
夏はリラックスして過ごすべき季節ですが、Avidは全力で活動しています。
思わずヘッドフォンを外してしまうようなエキサイティングなニュースがあります。最新のMedia Composerには、効率性とシームレスな統合で驚きをもたらすAI機能が追加されました。
NEW! Media Composer 2023.8 では、AI 搭載ツールである PhraseFind AI と ScriptSync AI のプレビューが導入されています。これらの、すでにポピュラーな時間節約機能は、インターネット接続を必要とせず、データを安全に保つ堅牢で強力なAIテクノロジーを活用して、さらに進化しました。
Media Composer 2023.8 では、古いバージョンの Media Composer から移行するエディターの習得時間を短縮する新しいワークスペースオプション、サードパーティ製 USB デバイスを介したオーディオパンチインサポートなどの、制作作業の質を向上させる機能が追加されています。
さらに、新しいPanel SDKにより、一連のAPIを介したサードパーティ統合に対してこれまで以上にオープンになります。
では、Media Composer 2023.8をご紹介しましょう。
AIで時間節約(プレビュー): PhraseFind AI と ScriptSync AI
革新的な人工知能を搭載した ScriptSync AI と PhraseFind AI のプレビューで、新しいレベルの効率と精度を体験してください。どんなに広範囲であっても、映像を簡単にナビゲートし、正確な結果が得られます。 最新の文字起こしテクノロジーの可能性を最大化し、全文検索結果と多言語サポートによるシームレスな編集を提供します。
PhraseFind AI は、Media Composerの定評あるダイアログインデックス作成および検索オプションの注目すべきアップデートバージョンであり、単語やフレーズを入力するだけで関連するクリップをすばやく見つけることができます。 また、自動文字起こし作成、新しい文字起こし管理ツール、自動多言語検出機能も追加されています。
たくさんの映像を無限にスクロールする作業とはもうお別れです。ScriptSync AI は、Media Composerの強力なダイアログ検索および同期オプションであり、時間のかかる手動でのメディア検索を排除し、最適なテイクやクリップを驚くほど早く見つけることができます。堅牢で強力なAIテクノロジーを活用して、「クリップからスクリプトを作成」機能を選択してメディアの文字起こしを作成し、スクリプトウィンドウでテキストからその場所を探すこともできます。
「たくさんの映像を無限にスクロールする作業とはもうお別れです。ScriptSync AI は、Media Composerの強力なダイアログ検索および同期オプションであり、時間のかかる手動でのメディア検索を排除し、最適なテイクやクリップを驚くほど早く見つけることができます。堅牢で強力なAIテクノロジーを活用して、「クリップからスクリプトを作成」機能を選択してメディアの文字起こしを作成し、スクリプトウィンドウでテキストからその場所を探すこともできます。」
映画製作者 ドク・クロッツァー
ACE (クレジットにはショットガン・ウェディング、グリー、近日公開予定の ロードハウス などが含まれます)
ご注意:
2023 年 9 月 29 日の時点で、Media Composer 2023.8 より前のすべての Media Composer ビルドはダウンロードできなくなります。アクセスを維持するには、ライセンスを所有している 2023.8 より前のバージョンの Media Composer をアーカイブしてください。詳細はこちらの FAQ をご参照ください。
ユーザー エクスペリエンスの強化
Media Composerの各バージョンには、ツールを学び始めたばかりの新しいエディター向けの機能強化と、高度な機能の恩恵を受けることができる長年のユーザー向けの機能強化が組み込まれています。
Media Composer 2018のユーザー設定とワークフローに基づく新しい「クラシック」ユーザープロファイル
すでに多くのエディターが、その制作に最新バージョンのMedia Composerを採用していますが、さまざまな理由でまだ最新のMedia Composerを使用していないエディターもいます。以前のバージョンのレイアウトが好きな方のために、ユーザー設定を作成するときに選択できる新しいプロファイルを作りました。
好みや必要に応じて、お好きな設定を選んでください。
Media Composer:パネルをドッキングしてクリーンなUIを実現します。
Media Composer クラシック:フローティングのビンウインドウ、プロジェクトウィンドウ、設定、エフェクトパレットパネル、コンポーザーパネルに6つの追加ボタン
Adobe Premiere Pro からの移行:Adobe Premiere Pro の UI を再現して、簡単に移行できます。
この選択により、環境設定を開いたときにビンをフローティングできるようになり、設定パレットとエフェクトパレットが 1 つのパネルに結合されたプロジェクトウィンドウが作成され、コンポーザーパネルのソースビューアとレコードビューアの間にデフォルトのボタンが表示されます。
コンポーザー設定では、コンポーザーパネルのソースビューアとレコードビューアの間にある 6 つのボタンをいつでも有効または無効にできます。
以前と同じようなUIを使うことで、新しいバージョンの Media Composer への移行がよりスムースになるでしょう。
Media Composerクラシックプロファイルでシングルモニターにウインドウをフローティングにして表示した例。
Media Composerクラシックプロファイルでデュアルモニターにビンウインドウを左側、エディットモニターを右側に表示した例。
バッチサブクリップツール
サブクリップの作成を効率化するには、クリップにインポイントとアウトポイントを設定し、[バッチサブクリップツール]を選択して、選択したメディアからサブクリップを作成します。サブクリップに必要なトラックを選択したり、各クリップのヘッド/テールフレームを追加/削除したり、ツール内のインマークとアウトマークを保持したりできます。
シークエンステンプレート・アップデート
以前のリリースでは、エディターはシークエンステンプレートツールを使用してビデオトラックとオーディオ・トラックを構築することで、事前に設計されたシークエンステンプレートを作成、保存、使用することができました。この機能に基づいて、タイムラインの既存のシークエンスに任意のシークエンステンプレートを追加できるようになりました。これにより、トラックとトラック名が失われることなく現在のタイムラインに結合され、シークエンスを配信要件に一致させることができるようになっています。
コマンドボタンでショートカットを表示するツールチップ
ショートカットはMedia Composer UIのほぼすべてのボタンに割り当てられていますが、それらを常に覚えているとは限りません。ボタンにカーソルを合わせると、ポップアップツールチップにキーボードショートカットが表示されます。
オーディオ関連の改良
今回の Media Composer アップデートでは、オーディオパンチイン、画像とサウンドのワークフローの改善など、強力な新しいオーディオ機能が追加されました。
MBOX Studioやその他のUSBデバイスからのオーディオパンチイン
Avid MBOX Studio などの USB デバイスや、Media Composer に接続されたその他のサードパーティ製ハードウェアを介したオーディオパンチインのサポートが追加されました。このエキサイティングな機能は、オーディオ録音ワークフローに大きな柔軟性と手頃な価格をもたらします。オーディオ出力とビデオ出力を別々に利用して同期再生し、最高のナレーションを簡単に作成できます。
タイムラインやミキサのクリップゲイン36dBに拡張
クリップゲイン範囲が最大12dBから36dBに拡張され、Pro Toolsと同等になりました。低いオーディオレベルで録音されたクリップを扱うユーザーを支援します。これらの新しい値は、AAFおよびPro Toolsセッションをインポートおよびエクスポートするときにも維持され、オーディオミキサーまたはタイムラインで各クリップのクリップゲインを使用して設定できます。
フェーダー自体は最大+12 dBまでしか移動しませんが、値を最大36 dBに設定するには、手動で値を入力して追加します。12 dB を超える変更は、オーディオミキサー UI で黄色く視覚的に表され、音が大きい可能性があることが示されます。
Pro Toolsセッションエクスポートのためのマルチミックス・オプション
以前のリリースのMedia Composerでオーディオ・トラックのマルチミックスを作成できるようになりましたが、Media Composer | Ultimate や Media Composer | Enterprise から Pro Tools セッションをエクスポートする際のオプションとしてこの機能を拡張しました。 これをPro Toolsセッションに含めることで、オーディオミキサーとのやり取りがよりシームレスになります。
スタジオ、クリエイティブ・チーム、3rdパーティー・テクノロジーパートナーのための Media Composer Panel SDK
新しい Panel SDK (ソフトウェア開発キット) により、サードパーティとの統合に対してこれまで以上にオープンになりました。この API セットにより、Media Composer ユーザーインターフェース内でサードパーティアプリケーションと連携できるため、ワークフローの速度と効率が向上します。テクノロジーパートナーは、Panel SDK を使用して、デイリーのアップロード、VFX プル、レビューと承認などのワークフローを合理化する統合アプリを開発できます。退屈なプロセスに別れを告げ、かつてないほどの生産性の向上を体験してください。
みなさんのテクノロジーを Media Composer とどのように統合しましょう?パートナーリクエストは Avid Media Composer Panel SDK Team にご連絡ください。
最新のソフトウェアを入手
このアップデートには、Media Composer の機能を拡張する多数の新しいツールが導入されています。創造性を拡大し、プロセスを合理化し、今すぐ強化された機能を体験しましょう。
Media Composer 2023.8 は、現在 Media Composer を使用しているすべてのサブスクライバー(サブスクリプションライセンスユーザー)、および有効なソフトウェアアップデート + サポートプランを持つ永続ライセンスユーザーに無料のアップデートとして提供されます。アップデートプランのない以前の永続ライセンスをお持ちの場合は、アップグレードオプションを確認して最新の状態にしてください。まだ Media Composer をお持ちでない場合は、ぜひ、サブスクライブするか、今すぐお試しください!
最適な Media Composer は?
*Adobe および Adobe Premiere Pro は、米国およびその他の国における Adobe の登録商標または商標です。
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