2024年10月

EUCON 2024.10は、安定性とパフォーマンスが向上したメジャーリリースで、いくつかの新機能が追加されています。過去数年にわたって追加してきたすべての新機能をサポートするために、多くの基本的なコードを書き直しました。Avid Controlは、速度やEuControlへの追加方法など、多くの改善が施されています。S6ノブのデータ読み込みと表示は、読み込み時間の高速化、スピルの高速化、より信頼性の高い表示を実現するために最適化されています。50以上の修正が施され、よりスムーズな操作が可能になりました。

全リストは「新機能ガイド」をご覧ください。

S4またはS6のサポートをご契約の場合は、Avidアカウントからダウンロードするか、こちらをクリックして他のEUCONサーフェス用のEuControlソフトウェアをダウンロードしてください。

EUCONを初めてお使いになられる場合は、EUCONがどのようにPro Toolsや他のDAW、NLEと統合し、コントロール・サーフェスの、深くシームレスな操作を実現しているかご覧ください。

詳細はこちら（英文） >

パフォーマンスのアップデートに加え、Avid Controlにはモードを選択するための新しいドロップダウンが追加されました。［My Surfaces］リストにタブレットが追加されると、新しい［Tablet Mode］セレクタを使用して、利用可能なモードにタブレットを割り当てることができます。割り当ては持続し、リストの順序よりも優先されます。タブレットが一時的に切断された場合や、EuControl を再起動する必要がある場合、［Tablet Mode］の割り当てしなおす必要なく、以前の状態に復元されます。一部のルールを変更したので、例えば、［Remote］タブレットのみを使用することもできます。

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EuControl Settings（設定） ＞ Preferences（環境設定）に、新しい［Latching Talkback（ラッチング・トークバック）］設定が追加されました。これにより、トークバックを「ラッチしない」に設定することができ、コントロール・ルームとライブ・ルーム間の会話が聞こえてしまうという状況を回避することができます。

新しい［サーフェス・ソフトキー］は、入力、インサート、ダイナミクス、センドなど様々なノブセット（機能）にフォーカス可能です。また、ファンクション・ページ・ナビゲーション用のソフトキーも追加され、［チャンネルモード］のオン / オフの切り替え、［フリップ］のオン / オフの切り替えが可能です。これらのソフトキーを組み合わせることで、1つのソフトキー上で強力なサーフェス・ナビゲーション・マクロを簡単に作成できます。

例：

フェーダーのセンドに素早くアクセス

• 以下にマクロを作成
  
  • センドにフォーカス
  • チャンネルモードに入る
  • フリップをオンにする
•  別のマクロを「ホーム」ソフトキーとして使用
  • パンにフォーカス
  • チャンネルモードを終了
  • フリップ解除

新しいサーフェス・ソフトキーにより、EuControl設定の異なるタブをそれぞれ開いてフォーカスすることができます。これらのソフトキーが割り当てられると、関連するタブ（サーフェス、アプリケーション、ソフトキーなど）の開閉を切り替えます。タブを開くために使用すると、EuControlが最前面に表示されます。ワークステーションとアプリケーションの切り替え用の追加ソフトキーも含まれています。

チャンネルモードが黄色の背景で表示されるようになり、トラックデータが見やすくなりました。

これまでのマーカーの表示タイプとトラックマーカーの背後にルーラーマーカーの色を表示する2つの設定は、より直感的で柔軟な1つの設定に統合されました。Avidコントロール設定（歯車アイコン） ＞ Universe & Markers（ユニバースとマーカー）内に、新しいマーカーの表示タイプ設定に、ルーラー、トラック、両方の3つの選択肢があります。この設定を使用して、ルーラーマーカーのみ、トラックマーカーのみ、または両方を表示します。

さらに、マーカーがないスペースをダブルタップすると、マーカー・タイムライン・ズームが機能するようになりました。また、デフォルトのマーカー・タイムライン・ズームとマーカー・タイムライン・ズームに、新たに32と64のズームレベルが追加されました。

フェーダー、ノブ、スイッチが接続されたサーフェス上でタッチすると、Avid Control Desktopが、調整可能なタイムアウト機能に従って最前面に表示できる新しい設定が追加されました。また、新しいソフトキーを使用してAvid Control Desktopを表示 / 非表示にすることもできます。これにより、タブレットが不要な場合でも、S1とS3用の高解像度メーターブリッジを使用でき、デスクトップをDAWウィンドウ用にすっきりと保つことができます。

S4とS6のワークフローをいくつか改善し、より効率的に作業ができるようになりました。

• トリムスイッチからATOを外す
• MTM DHCP Serverソフトウェアをアップデート（アップデート時に自動的に実行）。これにより、より高速な起動、ファームウェアのアップデート、より多いモジュール数が可能に
• 長押しすると、すべてのメータータイプとトラックメーターが「未特定」にリセットされます。
  • 1. Display 1を長押しすると、すべての個々のストリップメーター・レイアウトがリセット
  • 2. Display 2を長押しすると、13個のすべてのグローバル・トラックタイプCDMメーター・レイアウトが「未特定」にリセット
• レイアウトに追加（Layout +）で、すでに割り当てがある場合は割り当てをクリアする
• バスをカスケード接続し、プラグインを挿入する際の PECDIR オフディスクと入力メーターの同期が改善
• 各トラックに手動で調整可能な同期量を追加し、同期オプションを再調整（Pro Tools 2024.10以降）

また、S6コンソールでPEC/DIRメーターの同期が修正されました。

このリリースには、他にも多くの修正が含まれています。詳細についてはリリースノートをご確認ください。また、EUCON Control Surfaces Facebookページで、他のEUCONユーザーと交流し、ヒントやコツ、おしゃべりを楽しんでください。