2025年2月25日

技術と使いやすさは別ものです。だからこそ、Avidのビデオ・インジェスト＆プレイアウト・ソリューションの新バージョンは、この2つを融合し、アップデートした機能と刷新したユーザー・エクスペリエンスにより、より優れて効率的なパフォーマンスを実現しました。
 
Avid | Stream IO は、SDIベースのインジェストとプレイアウトから、次世代のIPベース放送への移行を支援するソフトウェアベースのソリューションです。

今回のリリースで、最もわかりやすい変更は、刷新されたユーザー・インターフェースです。より堅牢なパフォーマンスに裏打ちされた合理的なエクスペリエンスを提供します。

反応性や操作を向上し、よりカラフルになったインターフェースには、インジェストやルーティングのテンプレートの設定に、新しいアイコン表示や使い勝手の良いメニュー・オプションが加わりました。テンプレートベースのワークフローは、チャンネルを素早く収録でき、時間を大幅に削減します。Avid | Stream IOリモート・コンソールを使った収録は、あらかじめ用意したテンプレートを使って、時間がないときのクラッシュ・レコーディングを含めて、手動で開始することができます。

 

新しいUI（ユーザー・インターフェース）は、日常的なインジェスト業務には必要のないAvid | Stream IOの管理機能の一部をリモート・コンソールから分離して、使用感をさらに合理化しました。

「私たちはコンスタントに、お客様とユーザー・エクスペリエンスについて話し合っています。今回のアップデートには共感していただけると信じています。今回のリリースは、見た目が良いだけでなく、今後さらに素晴らしい機能を届け、より多くのお客様の課題に対応できるように積み重ねた多くの努力が潜んでいます」

とAvidのビデオサーバー＆グラフィックス担当シニア・マネージャーのマーティン・アップルトンは話します。

 

SDIだけでなく、SRT、RTMP、NDI、SMPTE 2110（VoIP）プロトコルなどの圧縮および非圧縮IPフォーマットもサポートするAvid | Stream IOは、IPへ移行中のお客様に理想的なプラットフォームを提供します。

 

最新アップデートでは、前リリースでテックプレビューとして搭載されていたSMPTE 2110のインジェスト用にVoIPが完全サポートされています。

 

「明らかにIPは、本格化しています。Avidの最新リリースがIPベースのインジェストに完全対応することを嬉しく思います。市場には、SDIインフラストラクチャが数多くあることは、広く理解されています。そのため、ソリューションはニーズを満たすだけでなく、先を見越したアプローチで、それらの能力を組み合わせることが絶対的に必要です」とアップルトンは話します。

幅広い構成を用意するAvid | Stream IOは、自由に構成可能な２、４または８チャンネルのインジェストとプレイアウトをサポートし、さまざまな予算やワークフロー要件に対応します。インジェスト制御に加えて、チャンネル毎のプレイリスト作成が可能になりました。プレイリストの表示オプションのアップデートでは、柔軟性が強化され、直前の変更にも対応できます。管理者は再生の直前まで、プレイリストの中のクリップを上書きできるかどうかを決めることができます。

最後に紹介するアップデートは、Avid | Stream IOをVMware環境で展開し、SRTおよびRTMPプロトコル両方の圧縮ストリームのインジェストに対応する機能です。

 

Avid | Stream IOは、幅広いフォーマットとコーデックをサポートします。手動で操作することも、さまざまなインジェストとプレイアウト・デバイスから制御することもできます。これには、インジェストにはMediaCentral | Cloud UX内のアプリであるWebベースのMediaCentral | Acquire、プレイアウトにはMediaCentral | Commandが含まれます。オープン・アーキテクチャであることから、スタジオ・オートメーションやその他のプレイアウト・コントローラーも使用可能です。

 

この柔軟性によりAvid | Stream IOは、すでに世界中の数多くの放送事業で信頼されるソリューションとして、ニュースやスポーツ、総合エンターテインメントのさまざまに異なるワークフローのニーズに対応しています。