E6LX-256エンジン登場
VENUE 8.0と新しいエンジンのVENUE | E6LX-256がリリースされました。このエンジンは、VENUEでできることを拡張し、チャンネル数を拡大することで、様々な制限を取り除きます。256の入力と192の出力バスを持つこの新しいエンジンは、VENUEに期待するパワー、柔軟性、カスタマイズ性をすべて備え、最も要求の高いショーにも対応できます。
Avid VENUE 8.0の新機能
E6LX-256のサポートに加え、バーチャル・サウンドチェック(VSC)を始めとする多くの新機能が追加され、すべてのVENUEユーザーの機能が拡張されました。システムにある最大4枚のMADI-192拡張カードをVSCに割り当てることができるようになり、96kHzで256chx256chの物理入力をすべてカバーできるようになりました。VENUE 8.0のファームウェア・アップデートにより、MLN-192拡張カードをAVBHDモードに設定することができ、アップデートされたMLN-192拡張カードから対応するコンピューターへ1本のイーサネット・ケーブルを経由して、96kHzで最大216chx216chのAVBレコーディングが可能になります。
メジャー・リリースのたびに、イベント・システムを拡張してきました。新しいトリガーとアクションを多数追加しましたが、そのほとんどがOPTIONSタブで設定できます。特に”VCAs Trim Aux Sends in SOF”は、この設定を素早く切り替えることができ、VCAを使ってフェーダー上のセンドでミックスを正確にトリミングすることができます。イベント・システムの機能を拡張するだけでなく、スマート複製(Smart Duplicate)機能により、イベント作成プロセスを簡素化することもできます。トリガーやアクション、あるいはイベント全体をスマート複製できます。例えば、グループ1のカラー・スイッチのトリガーをスマート複製すると、グループ2のカラー・スイッチのトリガーが追加されます。
VENUE 8.0で追加されたもう1つの機能は、モニターAとBの両方のバスに対して、指定されたモニターへミックス(Mix to Monitors)を設定し、出力する機能です。これによりVENUEでは、重要なモニター・ミックス、Matrix、サブ・グループをソロでクリアに保つことができるようになり、柔軟性が向上しました。また、この設定をイベント・アクションにすることで、どのミックスをデフォルトに設定するかを簡単に自動化できます。
20年前のVENUE発売当初から、最も要望の多かったソフトウェア機能の1つ、オートミックス(AUTOMIX)について説明します。新しいオートミックス機能はすべてのグループで利用可能で、バス間ルーティングなど他のVENUEソフトウェア機能を活用して、複雑な重み付けのオートミックスを実現します。有効にしたいグループのオートミックス・ボタンをクリックするだけで、OPTIONSタブ>AUTOページで全体のアタックとリリースをコントロールすることができます。オートミックスは、通常のオート・ミキサーによる展示会などのショーで必要な複雑さに対応しながら、クリエイティブな使用にも対応できるように設計されています。
モニター・バスとVCAのメーター、Auxプリ/ポストの全メンバーの設定、出力メンバーのカラー・マッチング、グループ・ビューの拡張、CKM上のミックスとメンバーを素早くナビゲートするための再構築など、他にも多くの新機能があります。VENUE 8.0の新機能については、What's Newガイドをご覧ください。
Avid VENUE 8.0
What's Newガイド(英文)
Avid VENUE | S6L 詳細(英文)
⚠ 重要 - 既存S6LシステムをVENUE 8にアップグレードする際の注意事項
VENUEソフトウェア・バージョン8.0をインストールする前には、既存のE6L-192、E6L-144、およびE6L-112エンジンでは、内部のカード間ジャンパー・ケーブルを再設定する必要があります。 これは、工場出荷時に取り付けられたAVB-192カード間のジャンパー・ケーブル接続、およびオプションとして取り付けられたWSG-HD WavesSoundGridおよび/またはMLN-192Milanオプションカードに影響します。
詳しくは、Avid VENUE | S6L Installation Guide(英文)をご覧いただくか、Avidライブサウンド製品取扱店までお問い合わせください。
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