2025.12.4
Sibelius 2025.12新機能

アップグレードの簡素化、パートリストのカスタマイズ、テキスト指示コントロール機能改善、拍子記号の注記オプション強化など
今回のSibelius 2025.12のアップデートでは、Windows、Mac、iOS、Android™ すべてのデバイスで、今すぐご利用いただけます。
今回のリリースでは、ワークフローの分割に関する機能要望や修正に重点を置きました。特に、パートの並び順の機能改善や、譜表フィルターのテキスト指示機能に柔軟性を加えました。また、新しい「拍子記号の注記」機能のコントロールを強化したほか、従来どおり、複数のバグ修正やユーザーからの要望への対応も行いました。
最新リリースの主な変更点は、次の通りです。
アップグレードの簡素化
Sibeliusの最新バージョンへのアップグレードを簡単にしました。長い間、Sibeliusの永続版ライセンスには、1年間のアップグレードプランに、クラウド共有、モバイル版Sibeliusへのアクセス、技術サポートなどの特典が含まれていました。その後のアップグレードについては、1年後にサポートプランを更新するか、期間が空いた場合は、追加費用を支払ってアップグレードする必要がありました。
この度、いつでも更新またはアップグレードできるよう、プロセスを簡素化しました。アップグレードプランの更新時期が近付いている場合でも、最近期限が切れた場合でも、数年前のバージョンのSibeliusを使用している場合でも、最新バージョン(プラス1年間のアップグレードおよび各種特典)に、すべて同じ価格でご利用いただけるようになりました。
詳細は、以下リンクページをご覧ください。
https://www.avid.com/sibelius/upgrades-and-renewals
パートの並び順をカスタマイズ
Sibelius史上初めて、スコアサブセットとパート順序をカスタマイズできるようになりました。リボンの [パート] タブに追加された [Change Order](順序変更)から新しい [Change Order of Parts and Subsets](パートとサブセットの順序変更)ダイアログを開くことで設定ができます。
新しいダイアログでサブセットとパート順序をカスタマイズすると、その設定はアプリ全体(印刷設定、パートナビゲーションコマンド、パート抽出など)に適用されます。現在、このリストのカスタマイズは、Sibeliusのデスクトップ版でのみ可能ですが、カスタマイズ設定は、Sibelius for mobileでも表示、反映されます。
Sibeliusは、ユーザーがカスタマイズ順序の使用を指示するまで、デフォルトのパート順序とカスタマイズ順序を同期した状態で保持します。カスタマイズ順序のオプションを有効にすると、カスタマイズ順序はデフォルトの順序から切り離され、プロジェクトに新しく追加されるパートやサブセットは、カスタマイズ順序リストの最後に表示されます。2つのリストを再度同期するには、ポップアップ・ダイアログの上部にある [Reset to Defalult Order] (デフォルトの順序にリセット)をクリックするだけです。
【注意】Sibelius 2025.12で保存されたスコアは、以前のバージョンでも開くことができますが、スコア・サブセットやパートのカスタム順序は、以前のバージョンでは表示されません。

テキスト指示機能の改善
すべてのテキストスタイルに、[Imterpret text directives](テキスト指示を認識)というオプションを追加しました。このオプションを有効にすると、該当するテキストスタイルのテキスト項目を、プレイヤー譜表フィルターに反映させることができます。オプションを無効にすると、そのテキストスタイル内で定義されたテキスト指示は無視されます。
この新しいオプションは、関連性のないテキストオブジェクト(例えば、楽器変更テキスト)が譜表フィルターに影響する、という報告に対応するために追加されました。Sibelius 2025.12のリリースで新規作成されたスコアでは、新しい [Imterpret text directives](テキスト指示を認識)オプションがデフォルトで有効になっているテキストスタイルは、「テクニック」 テキストのみです。既存のスコアでは従来の動作との互換性を保つため、すべてのテキストスタイルでこのオプションが有効になっています。

また、空の小節をマルチレスト(長休符)にまとめられないという問題にも対応しました。この不具合は、小節末尾に、「プレイヤー」譜表フィルターとスコア項目の両方が含まれる節(例えば、調号変更、特殊な小節線など)に影響していました。この修正は、新規に作成されるスコアにのみ適用されます。同不具合が発生している既存のスコアでは、小節末尾に表示される項目を手動で非表示に修正する必要があります。
拍子記号の注記オプションを強化
ユーザーからのフィードバックを基に、拍子記号の注記が表示されるタイミングと場所のオプションを強化しました。特に、拍子記号の注記をフルスコア、スコアサブセットまたはパートに表示するかどうかを選択できるようになりました。さらに、拍子記号の注記を各ページごと/各見開きページごとに配置できるだけでなく、各セクションの開始位置にも配置できるようになりました。

macOS Tahoe
最新のmacOSバージョンで発生する、些細な問題にも引き続き取り組んでいます。特に、Sibeliusアイコンの形状を更新し、ベータ版ビルド内で予期せず発生したTahoe特有のUIの変更にも対応しています。
その他の改善点とバグ修正
インポートされたmusicXMLファイルにユニークIDが付与されて、Cloud Sharingで共有できるようになりました
リボンを他の機能セット用に再構成(再読み込み)された後に、リボンを拡張すると発生する可能性があったクラッシュを修正しました
Sibeliusが外部オーディオ・インターフェース使用時に、出力オーディオペアの選択が1/2以外を保持しない問題を修正しました
拍子記号の注記が、「Start Repeat barlines」(反復開始線)と重なる不具合を修正しました
Sibelius Artistでルーラーが非表示になりました
今回のアップデートは以上です!
Sibeliusチームは、すでに次期リリースに向けて鋭意取り組んでいます。
永続ライセンスの有効なアップグレードプラン、もしくは有効なサブスクリプションをお持ちの場合は、Avid アカウントの製品ページから、アップデート・インストーラーをダウンロードできます。Sibeliusの古いバージョンをお持ちの場合は、アップグレード・ページから最新のバージョンにアップグレードできます。
Sibeliusを初めてお使いになる方は、ぜひSibelius Ultimateの30日間無償体験版をダウンロードして、優れた機能をお試しください。Sibeliusのホームページでは、リソースの検索やアップデート機能の確認ができます。
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