2025年7月7日
ビデオカメラ。マイク。スチールカメラ。ノートパソコン。テレプロンプター。リマインダーや通知付きのカレンダー。掲示板、等々。そのすべてが手の中に収まります。Avidはそれを「ポケットの中のニュースルーム(Newsroom in your pocket)」と呼んでいます。現代の記者にとって、モバイルは単に便利なだけでなく、必要不可欠なものです。
記者は、常にモバイルな存在です。世界中の海外特派員だけでなく、持ち場をカバーするリポーターも、たいていオフィスの外で取材をしたり、最新のニュース速報の現場から生中継を行ったりしています。
モバイルデバイスは、ライフライン以上の存在です。それ自体がニュースルームそのもので、取材、速報更新、撮影、原稿作成、チームとの連携を、よりスマートでスムーズに行うことを可能にします。確かに、ノートパソコンでは多くことができますが、移動中の車内や路上での生中継中に、取り出すのは大変です。スマートフォンなら、より速く、軽く、いつでも手元にあります。
Avidは長年、モバイル・ニュース制作ワークフローをサポートしてきました。例えば、MediaCentral | Cloud UX アプリにより、現場のリポーターはどこからでも安全に、MediaCentral | Newsroom Management内のランダウンに直接書き込むことができます。そして今回、モバイル機能をさらに拡充しました。
新しい2つのアプリがファミリーに追加され、パワーアップしています。
受賞歴を誇るWolftech Goアプリのご紹介
1つ目は、ストーリーセントリックのパワフルなアプリケーションWolftech NewsのモバイルアプリWolftech Goをご紹介します。
Wolftech Goモバイルアプリ
このアプリは、iOSとAndroid両方のデバイスで利用可能で、Webベース・アプリケーションのほぼすべての機能を備えています。つまり、現場の記者は、オフィスにいる同僚と同じ使用感を得ることができるのです。現場の記者は、ニュースルームのデスクにいる同僚と比べて、低いユーザー体験しか得られないことを心配する必要がなくなりました。
Wolftech Goは、WebベースのWolftech Newsのコア機能をモバイル用に最適化して提供します。
制作プロセスのあらゆる段階で、統合されたメッセージ機能を使えば、コミュニケーションをスムーズに処理できます。リポーターは、新しい仕事やストーリーの変更に関する通知を受け取ることができます。マップアプリを使用して、簡単に向かうべき場所を表示したり、同僚が作業をしている場所を確認することができます。また、あらゆるプラットフォーム向けにストーリー用の素材を提供することも可能です。
制作チームがリモートで作業している場合も、バッグからノートパソコンを出す必要はありません。Wolftech Newsの予約管理やリソース管理機能にアクセスして、いつでもモバイルデバイスでフルに対応することができます。
NABにおいて、Wolftech Goモバイルアプリは審査員をうならせました。現場にいるチームの効率性、コラボレーション・ワークフローを促進する機能により、TV Techの「ベスト・イン・ショー」を受賞しました。
Wolftech Goは、より大きなエコシステムの一部です。サードパーティ製NRCSやアセット管理システムを統合するスタンドアロンのアプリのWolftech Newsが、WebベースのMediaCentral | Cloud UX内のアプリとして利用可能になり、業界で最も魅力的なエンド・ツー・エンドのストーリーセントリック・ワークフローを実現します。
MediaCentral | Cloud UXの一部としてのWolftech News
CuttingRoomとの提携により、Wolftech NewsにWeb編集機能が加わりました。そして、2つ目の新しいアプリの登場です。
Avid Reporterアプリ - 現場制作用ハブ
Avid Reporterアプリ(iOSのみ対応)は、撮影、アップロード、モバイルテレプロンプターの世界を実現します。これは、Wolftech Goから起動できます。Wolftech Goでストーリーに取り組んでいる記者は、Avid Reporterアプリを使ったライブストリーミングを含むメディアを、ストーリー・メディアボードに直接アップロードすることができます。メディアは、S3バケットにストリーミングされて、Wolftech News内のCuttingRoomで編集することができます。メディアを録画して、レビュー後にアップロードすることも可能です。
Avid Reporterアプリのロゴ
CuttingRoomには、ナレーション録音、アニメーションやテンプレート化されたグラフィック、エフェクト、オーディオ操作など、最先端のWeb編集機能が含まれます。また、完成したシークエンスを、SNSへ直接投稿することもできます。
Wolftech News内のCuttingRoomとAvid Reporterアプリ
Avid Reporterアプリに話を戻すと、現場の記者は、Wolftech Newsのストーリー内のテキストにリンクする、ポータブルなテレプロンプターデバイスとして、このアプリを使用できます。AIサービスを使用して、リポーターの読み上げ速度に合わせてテキストをスクロールすることも可能です。もちろん、映像をベースにライブストリーミングしたり、複数テイクを現場で録画して、その中からベストなものをアップロードすることも可能です。
繋がる、コラボレーション、ストーリーセントリック
モバイルアプリは、特により多くのプラットフォーム向けに、より多くのストーリーを配信する需要が高まり、チームが可能な限り効率的にコラボレーションする必要性も増している中、記者生活において不可欠な存在となっています。これらの要件に対応し、報道チームがあらゆる場所から高品質なニュースを配信できるよう支援するストーリーセントリックな作業スタイルは、業界が今後の進むべき方向と考えるべき道です。
AvidとWolftechがモバイルワークフローを再定義し、ストーリーセントリックなニュース制作の未来を切り拓いているかをご覧ください。
Wolftech Newsの詳細は、こちらをご覧ください。
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