角川大映スタジオ(東京・調布市)は、1933年に開設された“多摩川撮影所”をルーツとする、90年以上の歴史を誇る撮影スタジオです。戦後は大映の東京撮影所として『ガメラ』シリーズや『大魔神』シリーズなど、数多の映画撮影で使用され、2002年にKADOKAWAグループ傘下の撮影スタジオとなりました。広大な敷地にSTAGE A〜D、STUDIO 1〜2、STAGE Gという7つのステージを擁し、それとは別にスチル撮影用のスタジオも2室運用。2011年には、ダビングステージ、フォーリー・ルーム、MA / ADRルーム、サウンド編集室、映像編集室、試写室を擁する新棟をオープンし、ポストプロダクション事業にも参入しました。
「ポストプロダクション事業をスタートしたことで、映像制作に関わる最終工程まで対応出来る体制になり、映像制作基地として様々な作品の制作を行っています。また、社内に制作部もあることから、KADOKAWAの作品をはじめ、様々な映画やドラマなどの映像制作も行っています。他の撮影スタジオには無い角川大映スタジオの特色としては、美術製作部を有していることが挙げられるでしょうか。美術製作全体を管理できるスタッフも在籍していますし、美術セットの企画から制作、塗装の仕上げに至るまで、一貫して担当できる体制が整っています」(角川大映スタジオ ポストプロダクション技術課 / バーチャルプロダクション課課長の竹田樹氏)
日本を代表する撮影スタジオの一つ、角川大映スタジオ
角川大映スタジオ ポストプロダクション技術課 / バーチャルプロダクション課課長の竹田直樹氏
角川大映スタジオは2024年4月、新たな取り組みとして、バーチャルプロダクション事業をスタートしました。バーチャルプロダクションは、撮影ステージに巨大な高精細LEDパネルを設置することで、あたかも現実世界で撮影したかのような映像を仮想的に作り出す撮影手法。角川大映スタジオでは、実績のある美術製作部を社内に持っている強みを活かし、これまでにないリアルで高品質なバーチャルプロダクションを実現しています。
「バーチャルプロダクションは、コロナ禍でロケーション撮影が出来ないことを契機に普及した撮影手法で、テレビ・ドラマの『マンダロリアン』で広く知られるようになりました。バーチャルプロダクションならば、実際に海外や山頂などに出向かなくても、その場所にいるような映像を撮影することができますし、天候や気温などの制約も受けません。従来のグリーンバック撮影では難しかった光のリアルな映り込みなど、現場で映像を確認しながら撮影を進めることができるというのも大きなメリットですね。弊社としては、これから普及していく撮影手法だと思っており、一事業として本格的に取り組むことにしたというわけです。角川大映スタジオのホームページで、プロモーション映像を公開していますので、そのクオリティの高い映像をぜひご覧になっていただければと思います」(竹田氏)
2024年4月から取り組んでいるバーチャルプロダクション事業
そして角川大映スタジオは2023年夏から約1年かけて、ポストプロダクション棟のダビングステージを全面リニューアルを実施。ミキシング・コンソールをAvid S6に入れ替えるとともに、多数のスピーカーを増設することでDolby Atmos® for cinemaでの作業に対応させました。Dolby Atmos for cinemaに対応したダビングステージは、国内では角川大映スタジオが3例目となります。
「2011年の開設時に導入したミキシング・コンソールも、そろそろ更新が必要なタイミングだと考えていたんです。その更新のタイミングでDolby Atmos for cinemaに対応させようということになりました。MA / ADRルームの方は2019年、サウンド編集室を改装したタイミングで同時にDolby Atmos for the homeに対応させていたのですが、その後、作品の数も増えていますし、音楽でもイマーシブオーディオの市場が盛り上がっています。また、映画でもDolby Atmosの制作本数が増えているので、ダビングステージも対応させた方がいいだろうと思ったんです」(竹田氏)
角川大映スタジオ ポストプロダクション課の山口慎太郎氏は、今回のリニューアルではルーム・アコースティックの改善と、室内のデザイン変更も実現したかったことの一つと語ります。
「これまでも作業がしやすいダビングステージではあったのですが、残響時間が少し長いなと感じることもあったんです。なので今回、Dolby Atmosに対応させるのに合わせて、もう少し音の明瞭度や分離感を向上させたいなと。イマーシブ・オーディオに相応しい高解像度な音響を目指したいと思ったんです。内装に関しては、すべての照明を点けても薄暗い感じだったので、従来のダビングステージとは違う明るい雰囲気にしたいと思いました。数週間作業に入ることもあるので、暗い空間の中にずっといると、精神的にも辛かったりするんですよ。ただ明るい雰囲気にするだけではなく、壁には組子細工なども取り入れて、一目見て日本のスタジオと分かるような和モダンなダビングステージにしたかったんです」(山口氏)
角川大映スタジオ ポストプロダクション技術課の山口慎太郎氏
音響設計 / 内装デザインを担当した日本音響エンジニアリングの崎山安洋氏と宮崎雄一氏によれば、既存の遮音層は活かしつつ、それ以外の部分はほぼ全面的に改修したとのことです。
「今回、スピーカーの数が増えるわけですので、それらを支える下地を造らなければならない。下にスチールの台とコンクリートが打ってあるフロント以外はすべて解体してやり直しました。遮音層はそのままですが、仕上げの部分は全部撤去していますので、吸音層も全面的に作り直しています。こういう大きなダビングステージと試写室は建築的にはほぼ一緒なのですが、試写室には音を吸音する客席があるので、それによって響きがけっこう違ってくるんですよ。そのバランスを取るために、AGS(Acoustic Grove System)を設置したり、吸音の仕方を変えたりして、響きを調整しています。AGSに関しては、これまでは仕上げ面に取り付けていたのですが、今回は壁の中に設置しました。壁の中に設置しても、表面は透過性のあるファブリックですから、音響的には問題ないんです。今回大変だったのは、スピーカーの角度調整ですね。足場が組んであるということは、ミキシングポイントが見えませんから、そこから、レーザー水準器を使用して角度を調整することが出来ないんです。なので、スクリーンの養生面に基準を設け、レーザー水準器を設置して調整を行いました。それと天井のサブウーファーに関しては、ビリつきも心配でしたね。天井は側面よりも下地が薄く、そこにサブウーファーを4本吊って、大音量で鳴らすわけですから」(崎山氏)
「こういう大きな部屋は面が広いので、音響的には壁の影響が大きいです。なので、そういった面をなるべく分割するというようなことを細工の中でやっています。また、部屋が大きくなると、ピーク・ディップとなる帯域も低い方にシフトしていくので、低域の処理もしっかりやっておかなければならない。残響に関しては、改修前よりも短くなっていて、以前は1kHzや2kHzといった帯域が少し膨らんでいたのですが、今回は割とフラットな仕上がりにしました。とはいえ、それほど吸音されているような耳が詰まる感じではないと思います。内装デザインについては、皆さんからいただいたコンセプトやスケッチを元に、今回は組子細工を使っているのが特徴です。こういう大きな部屋は照明が難しかったりするので、実際の雰囲気については、実物サンプルでチェックしていただきました」(宮崎氏)
角川大映スタジオの新しいダビングステージ
今回のリニューアルではルーム・アコースティックも全面的に改修された
新しいダビングステージの中心となるのが、デュアル・ヘッド(MTM×2基)/ 72フェーダー / 5ノブという大規模な構成のAvid S6です。竹田氏は、「Dolby Atmosでの作業を快適に行えるコンソールということを考えると、Avid S6以外の選択肢は無かった」と語ります。
「これまで使用してきたDSPコンソールも、多チャンネルの信号やステムが扱いやすく、映画用のコンソールとしてはとても良くできていたんです。DSPコンソールを使用してきたエンジニアの中には、“音質面でDSPコンソールの方が信頼できる”と言う人もいました。しかし、現在は完全にPro Tools中心の作業になっていますし、オートメーションのチェイスの速さや安定性ということを考えると、DSPコンソールでシステムを組むよりもAvid S6を導入した方がいいだろうと。また、音質面でもDSPコンソールより高解像の音を実現していますし、サウンド編集室で作業したデータがすぐに立ち上がるのも便利です。社内で話を訊いても、“Avid S6の方がいい”という意見が圧倒的に多かったですしね。フェーダー数に関しては、実際はこんなに使わないかなとも思ったりするときもありますが(笑)、映画の大規模なミックス作業では、必要不可欠な本数だと思っています。Avid S6と以前のDSPコンソールは似ている部分もあったりしますが、別物なので、Avid S6の良さを上手く使っていければいいかなと」(竹田氏)
新しいコンソールとして導入されたデュアル・ヘッド / 72フェーダーのAvid S6
システム・プランニングを担当したROCK ON PROの前田洋介氏は、デュアル・ヘッド仕様にすることで、複数人でのダビングの作業効率が大幅に向上すると語ります。
「デュアル・ヘッド仕様は、2マンや3マンで作業する際、コンソールを完全に切り離せるのが大きなメリットです。映画のダビング作業では、最低でも2人のオペレーターが並んで作業を行いますが、デュアル・ヘッドならそれぞれが自分のAvid S6として使用することができる。各ヘッドにぶら下げるフェーダーは、フレキシブルにアサインすることができ、ダビングステージでは24 / 48という割り振りが多いですね。今回、デスクにもこだわっていて、11フレームのAvid S6を分割して搭載しています。デスクは日本音響エンジニアリングさんに製作していただいたもので、Avid S6のアルミ・フレームを木材で囲っているような感じですね。レイアウトは実作業を想定して、向かって右側から40フェーダー分のモジュール、マスター・モジュール、32フェーダー分のモジュール、そして平机を挟んで、もう1つのマスター・モジュールという配置になっています。アシスタントさんが操作するモジュールは左端に寄せ、その右側にダイアログの方の作業スペースとして平机を用意しました」(前田氏)
左端のマスター・モジュールの右側に、パドル・スイッチを備えたフィルム・ダビング用コントローラー、S6 Post Moduleが搭載されているのも今回のシステムの大きな特徴です。
「“Post Module”という名前が付いていますが、完全にフィルム・ダビング用のパドル・モジュールです。複数台のPro Toolsを使用したダビング作業では、各プレイアウトからのステムがダバーに流し込まれるわけですが、S6 Post Moduleがあれば、Rec / プレイバックの切り替えをパドル・スイッチで行うことができます」(前田氏)
「S6 Post Moduleの奥にディスプレイ・モジュールを取り付けてもらったのですが、そこには以前のDSPコンソールと同じように、プレイバックと入ってきた音量差をメーターとして表示させることができるんです。これはS6 Post Moduleが無いと表示させることができない特別なメーターで、これまでと同じ感覚で音量を管理できるので、とても便利ですね。またS6 Post Moduleでは、どのスピーカーをソロにするかといった操作も行うことができます」(山口氏)
コンソール左側にもマスター・モジュールが用意されている
パドル・スイッチを備えたS6 Post Module
Pro Toolsは、3枚のカードが装着されたHDXシステムが6台で、プレイアウト用が5台(ダイアログ、ミュージック、SE×2、エクストラ)+ダバー用が1台という構成。すべてのPro Toolsのオーディオ入出力を担うのは、1台のPro Tools | MTRX IIで、マスター・クロック・ジェネレーターはBrainstorm DXD-16が導入されています。
「HDXカードは2枚というダビングステージも多いのですが、プレイアウト側でステムアウトを作るということを考えて、余裕をもってすべてカード3枚の構成にしました。システムの中心となるのはPro Tools | MTRX IIで、各プレイアウトから64chあるいは128chの信号が入って、ダバーに128chの信号が送られる。昔のシステムであればオーディオ・インターフェースだけでラックが埋まってしまいそうなルーティングが、2UのPro Tools | MTRX IIだけで完結してしまうんですから、本当に凄い機材だと思います。さらに今回は、Thunderbolt 3 Option Moduleを装着して、RMUとPro Tools | MTRX IIをThunderboltで接続しているというのもポイントです。Pro Tools | MTRX IIはもう1台用意してあるので、当初はそれをRMU用のオーディオ・インターフェースとして使用し、メインのPro Tools | MTRX IIとはDanteで接続するプランを検討していたのですが、さらにシンプルなシステムにしてみようと。ここまでチャレンジングなシステムはなかなか無いのではないかと思います。もちろんトラブル時のことはしっかり考えていて、Thunderbolt接続に問題が生じた場合は、Danteで接続すればいいわけですし、Pro Tools | MTRX IIにトラブルが発生した場合は、すべてのモジュールを2台目のPro Tools | MTRX IIに移植すればいい。攻めたシステム構成ではあるのですが、スピーカーへのルートを含めて、基本的にはすべて二重化してあります。Brainstorm DXD-16に関しては、PTPと10MHzを出力したいというご要望があったのでご提案させていただいたのですが、最終的には音質でこれに決まりました。国内で入手できるクロック・ジェネレーターは、ほとんど試聴していただいたのではないかと思います」(前田氏)
「クロック・ジェネレーターだけでなく、SYNC XやPro Tools | MTX IIも用意していただいて、実際の使用環境にできるだけ近づけた状態で試聴させていただきました。その中でBrainstorm DXD-16が一番音質が良かったんです」(竹田氏)
「Brainstorm DXD-16は、PTP、10MHz、ワード・クロック、ビデオ・リファレンスを同じ位相で1台で出力できるというのが一番の特徴だと思います。16系統の出力があるのですが、それらはグループごとにフォーマットを設定することができる。インターナルのオシレーターは、より高精度なOCXOというオプションを選定しています」(前田氏)
オーディオ入出力を担うPro Tools | MTRX II
マスター・クロック・ジェネレーターのBrainstorm DXD-16とSYNC X
作業時のビデオに関しては、Media ComposerとPro Toolsのビデオ・トラックのいずれかで再生し、Media ComposerはAvid Artist DNxIO、Pro Toolsのビデオ・トラックはAvid Artist DNxIQで出力。また、キーボード / トラックボール類はIHSEのKVMシステムに接続され、どの場所からでもすべてのコンピューターを操作することが可能になっています。
「Media ComposerはAvid NEXISに繋がっているので、そこから再生することもあるのですが、実作業ではPro Toolsのビデオ・トラックで再生することの方が多いですね。Pro Toolsのビデオ・トラックの方がレスポンスが速く、作業効率がいいんです」(竹田氏)
「KVMシステムとしてIHSEを導入したのは、キーボード / トラックボール以外の機器も接続できるからですね。一般的なKVMシステムは、キーボードとトラックボール専用の設計になっているのですが、IHSEのKVMシステムはストレージやコントローラーなどを接続しても、ちゃんと動作してくれるんです。速度も大体50MB/secくらい出ているので、持ち込みのストレージにデータをコピーすることもできます」(前田氏)
「最近はUSBコントローラーを持ち込まれる方もいるので、IHSEのKVMシステムは凄く便利ですね」(竹田氏)
「なお、各コンピューターにはワーク用のストレージが入っているのですが、共用のNASとして、Promise Technology VTrak N1616も用意してあります。VTrak N1616は、データの共有 / バックアップ / アーカイブ用なのですが、かなり速いですね。スイッチは10Gbなので、やろうと思えばVTrak N1616から直接再生することもできると思います」(前田氏)
サラウンド・スピーカーとして導入されたのはJBL 9310
天井には4本のサブウーファーが設置されている
スピーカー・システムはJBLとCROWNの組み合わせで、フロントのJBL 5742は入れ替えずにそのまま活用。新たに追加されたサラウンド・スピーカーはJBL 9310、コンソール上の6本のみJBL 5215/00で、CROWN DCi 8|600DAでドライブされています。さらに天井にはサブウーファーが4本設置され、それぞれ独立したベース・マネジメントで管理。スピーカー・プロセッサーは、BSS BLU-806DAが導入されています。
「スピーカー・プロセッサーに関しては、自分たちで細かく調整できるものを導入したかったんです。これまで使用してきたAudio Architectに馴染みがあったこともあり、BSSのBLUを導入することにしました」(竹田氏)
「Pro Tools | MTRX IIのSPQを活用するという案もあったのですが、5.1ch、7.1ch、Dolby Atmosと作業フォーマットに合わせてスピーカーのキャリブレーションを変更できるシステムにしたかったんです。BSSのBLUならば、プリセットを切り替えるだけでキャリブレーションを変更できるので、管理の容易さということも考え、Pro Tools | MTRX IIとは切り離すことにしました。Pro Tools | MTRX IIとBSS BLUの接続はDanteで、BSS BLUの出力はRME M-32 DA Pro IIでアナログに変換してCROWNに接続しています。CROWNのDCi 8|600DAとはDanteで接続することもできたのですが、皆さんに試聴していただいて、今回はアナログで接続することにしました。ですので、BSS BLUとアンプの接続はアナログなのですが、今回は全体的にDanteがかなり活躍しているシステムだと思います。Pro ToolsとPro Tools | MTRX IIの接続はDigiLinkですが、それ以外の音の入出力は基本Dante。私がこれまで組んだシステムの中でも、Danteの規模が一番大きいと思いますが、それでもMADIよりDanteの方がケーブルを減らすことができるんですよ。もの凄く大規模なシステムですが、ルーティングは凄くシンプル。このようなシンプルなシステムが実現できたのも、Pro Tools | MTRX IIとDanteのおかげだと思います」(前田氏)
2024年9月に完成し、すぐに運用を開始したという角川大映スタジオの新生ダビングステージ。竹田氏と山口氏は、その仕上がりにはとても満足していると語ります。
「高性能な機材でシステムを組んだとしても、ルーム・アコースティックなど、すべてが上手く噛み合わないと良い仕上がりにはならないと思っていたんです。その点、今回のリニューアルはすべてが上手く噛み合って、音もデザインも自分がイメージしていた以上の仕上がりになりました。とても満足しています。機材面では、Pro Tools | MTRX IIの存在が大きかったですね。あれが無ければ、Pro Tools 1台ごとにオーディオ・インターフェースを接続しなければならなかった。Pro Tools | MTRX IIの登場によって、ダビングステージのシステム構成が大きく変わったのではないかと思います」(竹田氏)
「工事が終わって最初に音を出したときは、凄く感動しましたね。この音がこの部屋で出るんだと驚きました。新しいAvid S6に関しては、以前のDSPコンソールと比べるとシンプルで、凄く使いやすいですね。オートメーションの引っ掛かりだったり、立ち上がりの遅さだったり、そういうストレスが無いのもいい。フェーダーの感触も良くなりましたし、S6 Post Moduleによってこれまでと同じように使えているだけでなく、派手に光る見た目も気に入っています」(山口氏)
Dolby Atmosは、Dolby Laboratoriesの登録商標です。Danteは、Audinate Pty. Ltd.の登録商標です。
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