Pro ToolsとDropbox Replayの統合
ファイルの共有とフィードバック
クリエイティブなプロジェクトを行う際、レビューワーからのフィードバックを集めるのは、とても大変な作業です。Dropboxが開発したDropbox Replayと Pro Toolsの統合により、レビューワーや共同作業者からのコメント等を、指定したタイム コード上で確認可能となり、フィードバックの収集と編集プロセスを大幅に簡素化しました。NAB 2024 では、ADR セッションを使い、一名がエンジニア、もう一名がレビューワーの役割を担う事で、この革新的なワークフローを紹介しました。Pro Tools内でファイルを共有し、フィードバックを収集する為の、革新的なコラボレーション・プロセスを実現する、このエキサイティングな新機能について、こちらのビデオにてご紹介させていただきます
共同作業者とメディアファイルを簡単に共有
オーディオ制作におけるシームレスなコラボレーションは、多くの場合、メディアファイルの簡単な共有から始まります。Dropbox Replay は、大容量で複雑なファイルにすばやく安全にアクセスできる共有スペースを提供することで、Pro Tools でのコラボレーション作業をよりxスムースなものにすることができます。エンジニアは、メールでのやり取りの代わりに、Pro ToolsからムービーファイルをバウンスしてDropbox Replayにアップロードし、それによりレビューワーはファイルを簡単に表示可能となり、迅速で安全な転送プロセスも同時に保証されるのです。
この効率的なアプローチにより、フィードバックシステムの基礎を築き、正確なタイムコード上に記されたコメントにより、ポストプロダクションの編集プロセスを合理化できます。
Pro ToolsからDropBox Replayへメディアファイルをアップロード
タイムコード付きのコメントでフィードバック交換を効率化
Dropbox Replay のファイル共有の効率性を基盤として、フィードバックのプロセスを最適化することで、コラボレーションをさらに一歩進めています。レビューワーは、Dropbox Replay内のメディアファイルに直接、正確なタイムコード付きのコメントを残すことができるため、従来のフィードバック方法以上に的確な指示やリクエストを伝えることができます。
これらの詳細な注釈は単なるコメントではなく、エンジニア側のPro Toolsセッションにも反映できるように設定されています。レビューワーのフィードバックを受け取ると、エンジニアはタイムコード付きのコメントをトラック・マーカーとしてPro Toolsのタイムラインにエクスポートできます。この高度なレベルの統合により、すべてのフィードバックが必要な場所に正確にマッピングされ、すぐに作業を行えます
Dropbox ReplayからフィードバックとコメントをPro Toolsに追加
Pro Toolsのタイムラインにコメントを追加して編集を高速化
ワークフローの真の変革は、エンジニアがレビューワーのタイムコード付きコメントをPro Toolsに取り込んだときに起こります。ここでは、Dropbox ReplayからのフィードバックをPro Toolsのタイムライン上のトラック・マーカーに表示できるため、実用的な編集ポイントとして使用できるのです。
エンジニアはトラック・マーカーを確認して、調整が必要な特定のセグメントにすばやく移動できます。このようにフィードバックをプロジェクトのタイムラインと 1 対 1 で一致させることで、編集プロセスが加速されるだけでなく、エンジニアの編集が正確かつレビューワーの意見に忠実であることが保証されます。これはポストプロダクションでの飛躍的な進歩であり、通常のやり取りを減らし、よりまとまりのある編集体験を生み出します。
フィードバックやコメントをPro Toolsセッションのトラック・マーカーとして表示
Pro ToolsスクリプティングSDKによるDropbox統合
この機能を作成するために、DropboxはPro ToolsスクリプティングSDKを利用してメディアのレビューと承認ツールを統合し、オーディオエンジニア、ミュージシャン、映画作曲家、ビデオ編集者がフィードバックをより簡単に管理できるようにしました。
アンディ・ウィルソン氏(Dropboxにおける新製品ソリューション担当シニア・ディレクター)は、次のように語ります。
「Pro Toolsチームと協力し、スクリプティングSDKを構築することは素晴らしい経験となりました。ReplayチームとPro Toolsチームは、オーディオ・クリエイターが、最高のアウトプットを作成できるよう支援することに、深く関心を持っています。私たちは共に、コンテンツのレビューとサインオフのスピードアップに貢献できることをとても嬉しく思っています」
Pro ToolsスクリプティングSDKを使用すると、ハイエンドの施設やアプリケーション開発者は、反復的なタスクを自動化したり、まったく新しいワークフローを作成したりできます。Pro ToolsスクリプティングSDKは完全に無料で、開発者がすぐに使い始めるのに役立つリソースを提供しています。developer.avid.com/scriptingでご登録ください。
Dropbox ReplayとPro Toolsの統合作業を行う
Pro ToolsプロジェクトにDropbox Replayを導入することで、オーディオ制作のワークフローが大幅にアップグレードされます。これにより、共有、フィードバック、編集の効率が向上し、エラーが減り、時間が節約されます。 今すぐDropbox Replayをダウンロードして 、ファイル共有とフィードバックのワークフローをPro Toolsとシームレスに統合しましょう。ダウンロードが完了したら、Avid Pro Tools で Dropbox Replayを使用する方法をご参照ください。
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