バートン・イシュマエル氏(サウンド・エンジニア)
マドンナ・ツアーへの道のり
バートン・イシュマエル氏のサウンド・エンジニアの世界への道のりは、音楽の探求そのものです。多様な音風景に囲まれたニューヨークで育ったイシュマエル氏は、幼い頃から教会で触れた音楽により、生涯にわたる情熱の基礎を築きました。マイクやアンプをいじっていた子供の頃から、やがて初めてライブでコンソールの後ろに立つまでのイシュマエル氏の業界における軌跡は、自身の技術に対する専念、粘り強さ、揺るぎない献身さに特徴付けられています。
コンソールとの出会い:Avid VENUE | S6L
イシュマエル氏のキャリアで最も大きな転機となったのは、恐らく音楽界の大スター、マドンナと一緒に仕事をする機会を得たことでしょう。マディソン・スクエア・ガーデンでの偶然の出会いが、イシュマエル氏を創造的にもプロとしても新たな高みに押し上げるコラボレーションの舞台となりました。イシュマエル氏が、マドンナ・ツアーのフロント・エンジニアとして、史上最大級の観客を集めたコンサートの指揮を執ることになった時、彼の長年の努力と献身さが集大成を迎えた瞬間と言えるでしょう。
マドンナのツアーでは、イシュマエル氏の優れた技術力とクリエイティブなビジョンが試されました。40年以上に渡るマドンナのディスコグラフィーには、汎用のアプローチでは対応できません。世界中でレコーディングされた、さまざまなサウンド・シグネチャーを持つ数多くのヒット曲に対し、それぞれのレコードに忠実でありながら、一貫性のある体験を提供することがゴールでした。
そこで登場したのが、Avid VENUE | S6Lです。その多機能性と直観的なインターフェースに魅了されたバートンは、S6Lがワークフローを補完するだけでなく、音色の幅を広げてくれるプラットフォームであることに気付きました。オンボードのプラグイン、卓越した処理能力、お気に入りの外部機材とのシームレスな統合により、S6Lはイシュマエル氏の装備に欠かせないツールとなりました。
サウンド・デザインへの緻密なアプローチにより、イシュマエル氏は従来の枠を超えて外部機材のセッティングを監修することができました。S6Lに搭載されたコンプレッサーとバスとグループ化を処理する機能により、イシュマエル氏は、外部機材にオーディオをパッチ処理する前に、サウンドを選別して、整理することができました。
「直感的な数々の画面と、人間工学に基づいたフェーダーの感覚が気に入っています。また、使い方がシンプルで、ライブを運営するときに、迷うことなく必要なすべてのものに簡単にアクセスできるところも気に入っています」 とイシュマエル氏は話します。

マドンナ・ツアー:忍耐の証
マドンナとの仕事は単なるツアーにとどまらず、大きな変革をもたらす経験でした。
「マドンナのツアーは、単に行うのではなく、生き抜くことです。でも、マドンナは自身ができないことは何も私たちに要求してきませんし、自身がやっていないことを求めてもきません」 とイシュマエル氏は話します。
このような壮大なスケールで複雑なサウンドを操作するには、技術的な専門知識のみならず、アーティストのビジョンを深く理解することも必要です。この時のために特別に調整したイシュマエル氏のセッティングは、一音一音を正確かつ明瞭に響かせるものでした。メキシコの広大なアリーナからブラジルの砂浜まで、イシュマエル氏のサウンド技術は、世界中の観客を魅了しました。
マドンナ・ツアーのハイライトの1つであるリオデジャネイロでのコンサートは、彼女自身の単独コンサートで最大の観客数を集め、女性アーティストとしては史上最大の観客動員数を記録しました。
イシュマエル氏と音響チームは、音響システムを支える屋根もない、気温32℃を超える屋外ビーチ会場という制約の中で、コパカバーナ・ビーチに集まった160万以上の熱狂的なファンに原音に忠実なサウンドを届けるという課題に直面しました。
「これが、大物アーティストとプレイするということです。彼らの夢は頂点に立つことです。
完璧かつ正確にやり遂げただけでなく、これまでで最高のサウンドのライブを実現できたことに、とても満足しています」 とイシュマエル氏は話しました。

サウンドのレガシー:バートン・イシュマエル氏からのアドバイス
イシュマエル氏は、自身の驚嘆すべき道のりを振り返りながら、これからサウンド・エンジニアを目指す人たちに一言アドバイスを贈ります。
「まず、その仕事を好きになることです。そして、技術があるなら、その技術力を磨くことに専念することです。ある仕事のためにトレーニングを受けたら、いずれその能力を発揮する機会は必ず訪れると確信しています。私がその生き証人です!」
写真: バートン・イシュマエル
Avid VENUE | S6Lについて
あらゆる規模のライブ制作を簡単にミックス、レコーディングできます。Avid VENUE | S6Lは、アーティストやエンジニアが、最高のライブを実現するために必要な比類ない処理能力と明瞭なサウンドを提供します。ダイレクトAAXおよびWaveプラグインのサポート、128トラックのPro Toolsレコーディングから完全モジュール式システムや300以上のプロセッシング・チャンネルまで、S6L統合プラットフォームは、あらゆるコンサートの需要を満たすために必要なミキシングの効率性、創造性、柔軟性を提供します。さらに5つのコントロール・サーフェス、3つのエンジン、5つのI/Oラック(新しいStage 48を含む)の拡張されたラインアップから、選ぶことができます。ハードウェア、ソフトウェア、ショー・ファイル全体で100%互換するので、ニーズにあった完璧なシステムを簡単に構築し、拡張・縮小することができます。
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