2024年10月30日
Avid Media Composer新機能:文字起こし機能など
Avid Media Composerの最新バージョンは、効率性、創造性、コラボレーションなどパフォーマンスを大幅に強化する新機能を多数搭載しています。Avid Adaで動作するAI駆動の文字起こし機能に重点をおいた今回のリリースは、スクリプトがあるプロジェクト、スクリプトがないプロジェクトのいずれについてもワークフローの効率化を目指しています。
文字起こしツールやその他のエキサイティングな開発を中心に、主な新機能について見ていきましょう。
新機能
文字起こし機能の革新的強化
新バージョンでは、これまで以上にコンテンツの文字起こしや字幕作成が容易になり、正確性を高めつつ、時間を節約することができます。文字起こし機能の主な特徴をご紹介します。
Media Composerは、文字起こしされていないクリップには、タイムコード、クリップ名、ステータスを表示します。クリップを個別に文字起こしする、または残りすべてのクリップをバッチ処理するかを選べるので、ワークフローの管理がこれまで以上にスムーズになります。
文字起こしツールのファスト・メニュー
文字起こしツールには、クリップからスクリプトを作成する、文字起こしをエクスポートする、SubCapファイルを作成するなど、一般的な機能へ素早くアクセスできるファスト・メニューが加わりました。文字起こしワークフローを効率化するこのメニューを使えば、設定から操作するよりも、編集に集中することができます。
タイムラインのオーディオの視覚化を強化
オーディオの波形表示が改善された最新バージョンでは、オーディオ操作時にエディターは、より多くの情報を得て決定を下すことができます。新しい波形表示のオプションは以下になります。
明瞭性の改善により、セリフの編集や同期がスムーズになり、エディターは複雑なオーディオ・プロジェクトをより直観的に処理できるようになります。
タイムコードで配置:迅速なクリップ挿入
今回のリリースにおけるもう1つの目玉は、「タイムコードで配置」機能です。これにより、ソースタイムコードで、ビンから直接シークエンスにクリップを追加することができます。この機能は、シンク・マップへクリップを挿入する、または正確に配置する時に、余分な手順を踏まずに貴重な時間を節約できます。トラックが足りないと、Media Composerは、自動的にトラックを追加してシームレスなエクスペリエンスを実現します。
Titler+の使用感を改善
Media Composer 2024.10は、パフォーマンスが向上したTitler+ツールセット、お客さまからのフィードバックに基づき強化したダッシュボードとエフェクト・エディターを搭載しています。改善されたツールバーにより、ツール操作を詳細に管理できるようになり、アニメーションやテキスト編集作業を効率化できます。さらに、新しい座標システムとアンカー・ポイントにより、プロジェクト内のテキストや図形をより正確に配置、操作することができます。
新しくなったTitler+は、こちらの動画をご覧ください(日本語字幕)。
SubCap自動作成機能により、Media Composerではこれまで以上に、簡単にシークエンスに字幕を付けることができるようになりました。タイムラインで右クリックして、[文字起こし] から [SubCapを作成] を選ぶだけで、トランスクリプトから瞬時に字幕が作成されます。この機能では、すでに文字起こしされたクリップを利用して処理能力を節約し、正確性を損なうことなく作業時間を短縮することができます。
日常のワークフローを最大限に活用できます。新たなAvid Media Composerの重要な新機能で、日常的な作業を最小限に抑え、時間を節約し、より効率的なプロセスを構築できます。
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詳細は、製品ページをご覧ください(英文)
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